崩落の月都。

スマホアプリ「崩落のCARNEADES」についての情報やら考察やらをふらっと行っていったりするブログ。不定期更新。

【総論1】CARNEADESのジャンルについての考察。

はじめましての方ははじめまして。以下省略します。*1

 

特にリアルタイムで見てくださっている方の何名かはご存知でしょうが、当ブログの設立にあたってtwitterで何を書くべきかアンケートみたいなものを取ったのですね(まあ、どちらかというとそれに思ったより票が集まったのでブログを書くことにしたわけですが)。

結果としてはまあ、「何を中心に書く」とはいまいち決めかねる感じの結果と相成りましたが、まあそもそもゲーム全体でゲームですから、例えば強い戦具について書くにしても、どういった意味で強いかという点についてはシステムの話から敵の話から、色々と必要になるでしょうし。私のできる範囲で、需要も考えつつちらほらと進めて参ります。

ということで、混ざってもいけないので記事の頭にいろいろとつけて区別はさせていただきたく。この【総論】と題した記事ではまず、「そもそもこのゲームはどんなゲームであるか」といった具合のことを書き連ねていきたいと思います。一応このゲームの攻略方針にもつながりますから、そういったところから知りたいという方はよろしければお付き合いを。

では以下本題

CARNEADESというゲームのジャンルについて

世の中に出てくる大体のものは、今までに存在したものを多かれ少なかれ参考にし、また多かれ少なかれそれを改変し、そうして生み出されてきます。それはゲームでも例外でなく、それゆえに大体のゲームは、「今までプレイした似たゲーム」の経験がある程度参考になります。

ですが、「崩落のCARNEADES」のプレイ者の中には、似たようなゲームをプレイした経験のない方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず、私が知る限りではこういった型のゲームの「はしり」は「slay the spire」という2年ほど前にsteamで配信されたばかりのPCゲームですから*2、そういったところに触れない方はあまり見なくても仕方がありません。現に私もこの形のスマホゲームが出たと聞いたから始めた、といった感じですし。そういった意味で、歴史が浅く間口も(いわゆる普通のソシャゲなどに比べればやや)狭いですから、こういったタイプのゲームの経験の有無はそれなりにばらつきがあるでしょう。

ということで、まず今回はこのゲームのジャンルから、大まかにどういうことをすれば強いゲームなの?ということを考えていきたいと思います。

「崩落のCARNEADES」のジャンルは、公式ツイッターによればカードデッキ構築×ローグライクRPGです。おおむね当該ジャンルと言える先行ゲームがあることは前述のとおりですが、その経験がある人はこういったおおざっぱにどんなゲームか、といった説明は不要でしょうから、それは知らないという前提で今後は話を進めていきます。

長くなりますから、今回はこのジャンルを細かく分解して、そのそれぞれがどのような部分を表しているのかを見ていきたいと思います。

カードデッキ構築

カードでデッキを構築する、というとそのままのように聞こえますが、「デッキ構築型」は特にアナログカードゲーム界隈では、「ゲーム中に自分のデッキの中身を強化していく」、ということを意味しています。最初にデッキを組んでそのまま、のTCGなどとの違いとして、基本的には初期のデッキはほぼ固定で、差があるとしてもわずかであることが多く、ゲーム中の行動次第で自分のデッキを選んだ方向に強化する、というゲームになっています。CARNEADESでは持ち込みカードなどがあるものの、おおむねダンジョン内は似たような考え方で、どの様に自分のデッキを強化するのか考えながら進んでいく事になります。

ローグライク

ローグライクとは、ゲーム「Rogue」を元祖とするダンジョン探索ゲームを指す言葉でしたが、近年では「アイテムなどのランダム性が高い、失敗や繰り返しプレイ前提のゲーム」を指していることが多いように感じます。元の「Rogue」も、難易度が高い一方で死んだらセーブポイントといった概念がなく*3最初からやり直し、といったゲームであり、ゲームクリア後も再びプレイすればドロップアイテム等の都合で別の展開になりました。また、繰り返しプレイ前提と言ってもそれによって大きなゲーム上のアドバンテージが得られるゲームはあまり多くありませんでした。

CARNEADESにおいてもこの性質は大きく発揮されています。蘇生系がなければ一度のHP0でゲームオーバー、持ち込みアイテムはあるもののプレイ回数で大きく緩和されるものではなく*4、カードの選択肢やタリスマンの引き次第でデッキの作り方を決めていく、ある種プレイヤーの経験や知識が必要になってくるゲームに仕上がっています。

またこの種のゲームに共通する特徴として、最初からうまくいくゲームではない、ということが挙げられます。初見殺しの敵やイベントなんかも多く(そのあたりはCARNEADESは甘いほうですが)、慣れないうちはうまくいかないのでプレイヤーが徐々に学習していく、という側面が非常に強いジャンルであることは述べておきましょう。

RPG

残った部分ですね。冗談です。*5

RPGについての説明はさすがに不要な方のほうが多いのではないでしょうか。ですが、あえてどんな意味でこの言葉が使われているか*6を考えてみると、「キャラクターの成長要素がある」といったところでしょう。「経験値をためてレベルを上げる」みたいなあれです。

お分かりの通り、「戦具やその強化」「カードやポーションの持ち込み」にこの部分が現れています。これは先述した「slay the spire」にも無い要素であり、ある意味ではこのゲームがこのゲームである最大のアイデンティティとも言えるでしょう。

戦具などはキャラクターのカスタマイズとして機能しますが、カード付SSR戦具をはじめとして大きくプレイ感を変えるものもあり、強化としてのみならずプレイの幅を広げるといった意味でも重要な側面となるかと思います。

RPGと呼ばれるゲームの攻略法についても知っている方は多いでしょう。効率よくリソースを蓄えるのです。効率的にそれを使うのです。自分にとって使いやすいカードを持ち込めば、安定性を高める戦具を使用すれば、それだけでダンジョンの攻略はぐっと楽になるでしょう。

…もちろん、持ち込みをしないプレイをたまにやってみることも自由です。「ローグライク的」にプレイヤーの練度を高めることも、試験をはじめとして今後このゲームをやるにあたって確実に役に立つことでしょう。

まとめとこれから。

カードデッキ構築×ローグライクRPGってどんなものか、ということについての考えをつらつらと書かせていただきました。この記事だけで大きく変わった!ということは…残念ですがおそらくないかと。あまりにも各ジャンルの表面だけを削った記事になっています。とはいえ、変なジャンルだ、というわけではない、ということを意識してもらうことはできたのではないかと。*7CARNEADESは、この記事で見てきたように、というか、すこーしずつしか見てませんから、見てきた以上に、これらのジャンルから様々な影響を受けて作られています。

ですから、次以降の【総論】では、これのジャンルそれぞれの切り口から、CARNEADESというゲームをどのようにうまく攻略していくべきか、…あるいは、どの様に楽しんでいくべきか、を述べていけたらなと思います。

初めてのまともな記事がこんななブログですが、もしよろしければ今後もお楽しみに。

 

※追記と補足

当記事執筆後、2015年スマホで発表された「デッキ構築型ダンジョンRPG」とされている「DeakDeDangeon」についての情報をいただきました。

当該ゲームについては触れたことがあるものの失念しておりました。簡単に私としての見解を述べておきますと、おそらく系譜としてある程度同一の起源を持っており、別の道を回って結果合流した、といった感じの印象を受けています。

当該ゲームについての考えとしては、ゲーム自体の形式が大きく異なるため、現状ではCARNEADESの攻略の参考としては他のデッキ構築型カードゲームと同等程度にしか参考としづらいのではないか(つまり、同型、同一ジャンルという括りで考える事にはあまりメリットがないのではないか)という考えでおります。

ですが、当然他のゲームにはない類似部分もありますので、参考になる部分が見つかりましたら当該ゲームやその系列のゲームも改めて取り上げることもあるかもしれません。

*1:ええ、冗談ですとも。記事の中身でふざけるわけにも参りませんので

*2:補足も参照

*3:もちろん死んでない場合の中断再開はありました

*4:まあSSRなんかは他と一線を画す強力なものもありますが、いずれにせよ周回数ですべてが決まるといったゲームではありません

*5:記事の中身ではふざけないと言いましたが、あれも冗談ということになりますね

*6:現在のこの言葉もまた、本来の、あるいは元来の、RPGの意味を十全に表してはいません。念のため

*7:世の中にはジャンル欄をテーマを書いて遊ぶ場所だと思っているゲームもそこそこあるので。それが悪いとは思いませんが